司法書士って何?誰?何してるヒト?何してくれるの?

 

さまざまな資格に関する本には、

『依頼を受けて、①登記や簡易裁判の手続きを代理する ②法務局とか裁判所に提出する書類を作る』 仕事をしている、と書かれています。

 

でも、毎日何してるんだろう・・・。

 

そんな疑問にお答えしようと、ある事務所の様子をとおして、

司法書士を少しでもご理解いただき、身近に感じていただけたらと思います。

(債権者との交渉)
 

「先生が受任されてるAさんの和解の件で、来月から毎月1万円でもいいから払ってくださいよ。」

と、債務整理中のAさんの件で、貸金業者からの電話が入る。

「Aさんの生活を考えると、毎月1万円は無理ですね。5千円なら大丈夫ですが、いかがでしょうか。」

と、事務員。

「うちとしても、(Aさんにもし自己)破産される(業者からみると、踏み倒されることになってしまう)よりはマシなので、5千円でいいですよ。」

と業者が和解に応じてきた。

早速、示談書を2通作成し(業者とAさんの分)、代理人司法書士のハンコを押し、郵送準備をした。

後日、Aさんの示談書は、業者のハンコが押されて折り返し郵送されてきます。 

                                                                           ⇒ 債務整理TOP 

(買った不動産の所有権を表す、「権利証」を作る仕事)
 

不動産販売会社の営業担当の方から電話が入る。

「何月何日何時から売買契約があるので、登記をお願いしたいのですが」

「ありがとうございます。では、登記費用と当日の必要書類をご案内いたしますので、売買契約書や物件の登記簿謄本等をFAXしてください。」

と事務員。

営業担当の方からFAXが届いたので、早速、見積書と必要書類の案内を折り返しFAXした。

契約日当日に、売主さんと買主さんから実印をいただく書類(当日法務局に提出すべき書類)は明日作成しよう。。

不動産売買の登記は、権利書や印鑑証明書など本人しか持っていない書類(当日に預かる)と、司法書士が作成する書類(当日に押印いただく)とを合わせて法務局に提出することにより完成します。

 

(相続した不動産の所有権を表す、「権利証」を作る仕事)

 

懇意にしている税理士さんから電話が入る。 

「うちの顧問先のBさんがお亡くなりになったので、不動産の相続登記をお願いしたいのですが・・・相続人の一人である長男が、自身が全て相続すべきだと主張しているんですが。」

「そうですか・・・遺言書はありますか。他の相続人はそのことについて何か言っているのでしょうか。顧問先とのことですが、株式はどうするのでしょうか。」

後日、長男以外の相続人が戸籍謄本を持って事務所に来所してくれることになったが・・・相続案件については詳細に事情をお伺いし、法律関係を整理したうえで慎重に判断してコトを進めなければならない・・・。

 

相続による不動産の名義変更登記は、法定相続人の確定調査や相続人間の争いの有無、遺言による相続財産の移転の有無などさまざまな手続きが必要になります。 

⇒ 相続登記はこちら

(会社の登記簿を書き換える仕事)

 

一昔前に会社設立登記をさせていただいたある会社の社長さんから電話が入る。 

挨拶もそこそこに、

「そういえば会社法が変わって、役員が一人でよくなったんですよね。いまこんなご時世でしょ、うちも売上きびしくて・・・。固定費を減らしたいんだけど、三人いる取締役を自分だけにすれば、役員報酬がかなり減るよね。なんとかならないかな、先生」

「役員変更登記ですか。取締役を減らすといっても方法がいろいろあるので、少し調べて折り返し明日にでもご連絡いたします。」

と事務員。

 

・・・社長の意思のみで、役員を変更する(退任させる)ことはできない。例え、形式上名義を借りている役員であっても・・・。

・・・他の2人の役員に辞任届を書いてもらうか、それが無理なら、株主総会で解任決議をするしか方法はないな・・・。

・・・少し調べてみるか。事務所の本棚にある専門書をペラペラめくってみる。

あ〜今日も残業か。。

⇒役員変更登記はこちら

以上はどこにでもある司法書士事務所の様子です。

 

記載した電話のやり取りは、一つ一つの仕事の一部分です(債務整理不動産売買、相続登記会社法務)。

司法書士は法律を通して皆さんの「権利」というものを保護しようとしているワケなのですが・・・。

どんな仕事をしているヒト達なのか、いかがでしょうか。

一日のうち、半日くらいは裁判所や法務局等に行ってることが多く、事務所にいるときは、電話対応に追われ、書類作成などのデスクワークはどうしても夕方以降に集中しがちになってしまいます。

 

意外に体力勝負な仕事なのです・・・汗。

 

仕事の性質上、不動産会社や銀行、税理士、弁護士といったプロの方からの依頼が多いので、なかなか、一般の方にはなじみが薄く、何をしているのかよくわからない人、となってしまうのかもしれませんね。

 

しかし、最近は債務問題や相続・会社登記といった法律事務を、ホームページや広告を見た個人のお客さんからダイレクトに依頼を受けるケースが多くなってきています。

もともと法律問題は、意外なほど身近な手続きで解決することが多く(悩んでらっしゃる方は多いですし、抱えている問題が法律に関することなのか分からないことも多々あります。)、わたしたち法律家サイドがもっとたくさんの情報を一般の方に提供し、よりスムーズに人生を歩んでいけるようにサポートしなければならない、と日々感じています。

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